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排尿困難

こんな症状ありませんか?
排尿困難
 
 排尿困難には1)排尿に時間がかかる 2)排尿しようとするもなかなか出てこない などの症状があります。そんな症状はありませんか?原因として膀胱もしくは尿道などの問題がありますが、膀胱の機能異常および器質的異常などの原因でおこることが大部分です。 機能的問題:膀胱は100~150mlで尿意が始まります。我慢が出来るのが普通ですが我慢が出来ずに行くこともあります。外気温、季節、精神状態などにより左右されることもあり一概に異常とは言えません。通常の排尿はトイレの前に立てば自分の思う時間内に出せるのが普通です。また排尿時間も大体は30秒以内に排尿が終わるのが通常です。
また尿線も力強くでます(小便小僧の様に)。簡単な事ですがトイレ便器の壁に尿が当たらなくなったら異常です。出るまでに時間がかかったり、排尿に時間がかかったり、ちょろちょろとしか出ず滴り落ちるなどの症状が出れば、早めに診察しましょう。
まず機能的な異常として問題となるのは神経因性膀胱と言いまして、膀胱もしくは膀胱に関係する神経異常(脳の異常(出血、梗塞)、脊髄の病気、糖尿病、骨盤内手術など)により膀胱機能が障害される病気です。膀胱には尿を出そうとする神経と尿意を我慢させる神経があります。これが協調作業をして排尿を調節している訳ですが中枢性(脳、脊髄など)の病気でこれがうまくコントロールされないとこの様な症状が出現します。
器質的問題:膀胱もしくはそれ以下(おしっこが通る道で考えると)の病気で起こります。排尿が十分に出来ず、長い事尿が膀胱に多量に残る(残尿といいますが)膀胱が拡張して筋力が無くなり、排尿出来ないことがあります。また膀胱に続く前立腺肥大症、前立腺癌(これは別項目で詳しく説明があります)、尿道などの病気のため尿道が狭くなり、排尿時に力まないと尿が出なくなります。また陰茎に被さっている包皮が狭くなり尿が出なくなる時もあります。また尿道周囲よりの圧迫などにより出なくなる時もあります。この他尿路性器感染症(膀胱炎、前立腺炎など)が起こると器質的疾患が重篤になり排尿困難を生じてきます。
排尿困難が酷くなると、全く尿が出なくなり尿が詰まってしまう事がありますが完全に詰まってしまうと尿閉となり、緊急的に管を使って尿を出さねばならなくなることがあります。排尿困難が続くとおしっこが膀胱に残る(残尿と言いますが)ようになり、重症になりますと腎臓の機能が悪くなったり、残尿に細菌感染が起こり厄介な状態になりますので早めに病院に行きましょう。
 また過度の飲酒、ある種の薬剤により尿が詰まる事が良くあります。この場合前立腺肥大症などの基礎疾患があることが多くこれも早めに医師にかかりましょう。前立腺肥大症などの病気がある方は過度の飲酒、風邪薬などの服用などは注意したほうがよろしいかと思います。また尿管結石症の場合急激に尿が出なくなったりしますので要注意です。

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