医食同源 ~ある血液内科医のブログ~
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令和6年度からの高齢者肺炎球菌ワクチン
2024-04-03
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これまで経過措置として各年度65歳,70歳,75歳,80歳,85歳,90歳,95歳,100歳になる方を対象に実施していた高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種制度が令和5年度(令和6年 [2024年] 3月)で終了しました
これに伴い,令和6年度(令和6年 [2024年] )4月以降の定期接種対象者は『65歳の方(66歳の誕生日の前日まで)』となります これ以外の年齢では定期接種が受けられず,自己負担の任意接種となります。また,これまでに肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を1回でも接種したことがある方は,定期接種の対象外となりますのでご注意ください。
助成の対象となるのは,一生に一度のみです
別府市では…定期接種対象者には,65歳の誕生月の翌月に接種に関する案内が郵送されます。
※65歳の誕生月以降に別府市へ転入された対象者は「別府市健康推進課(TEL:0977-21-2188)」へお問い合わせください。
接種費用については…別府市の費用助成により3,000円で接種可能です(通常は約8,000円)。
次の①②のいずれかに該当する方は無料です。各証明書を必ず接種当日に医療機関へお持ちください。
①生活保護世帯の方:診療依頼証
②住民票の世帯員すべての人に市県民税がかか
っていない世帯の方:所得・納税証明書または
後期高齢者医療限度額適用・標準負担減額認定
証,介護保険負担限度額認定証
接種場所については…別府市のHPで「市内指定医療機関一覧」をご確認ください。当院でも接種可能ですので,ご予約ください。
当ブログ内で2019年8月5日『65歳からの肺炎予防。』にご紹介した通り,肺炎は日本人の死因第3位で,肺炎による死亡者の約95%は65歳以上の高齢者です。日々の感染対策とともに,ワクチン接種もご検討ください。
安藤 健明(血液内科部長 兼 総合内科部長)